VR ZONE-Project i Can-
"巨大ロボットを自分で動かしてみたい""アニメのヒーローになってみたい""生身で危険な場所に入ってみたい"…
バンダイナムコエンターテインメントのVR(バーチャルリアリティ)研究チーム「Project i Can」により、
現実世界では不可能な非日常体験を最新VR技術で叶える場として、その研究成果であるVRアクティビティを一般の人々にいち早く体験して貰い、
体験者の反応や意見を積極的に取り入れながら、更にVR研究を加速させていくという、世界初の「VRエンターテインメント研究施設」である。
その第一弾として、東京・お台場の「ダイバーシティ東京プラザ」に期間限定で開設された。
VRにあまり関心が無いとみられる、18〜30代の若い男女(いわゆる"リア充")をターゲットとしている。
(2016年4月15日から同年10月10日まで)
お台場での営業終了後の2017年7月14日、世界最大級のVR体験施設として、東京都新宿区歌舞伎町に新たに「VR ZONE SHINJUKU」を開設。
(営業期間2017年7月14日〜2019年4月末日。営業時間10時〜22時まで。年中無休)
この施設ではチケット制を採用しており、予約をしなくても当日入場が可能になったが、
専用アプリをインストールしたスマートフォンで、入場チケットと4系統のアクティビティがセットになった「1day4チケット」を購入すると、
当日は窓口に並ばずに、スマートフォンに表示したチケットを、入場ゲートの読み取り部分に認識させるとゲートを通過出来る。
(多客時には当日チケットの窓口販売を早期に終了する場合がある)
「1day4チケット」は入場チケットの他に、ブルー・レッド・グリーン・イエロー、4系統に色分けされたアクティビティの体験チケットがセットになっている。
1つのカラーに3種類ほどのアクティビティが設定されており、それぞれのカラーに設定された任意のアクティビティを1つ体験できる。
4色使い切った場合は、インフォメーションカウンターにて追加のアクティビティチケットを購入可能。
(当日チケット同様、人気のVRアクティビティは早期に売り切れる場合がある)
「1day4チケット」の予約と利用は、日にちと時間によって区切られているが前回と異なり、滞在時間に制限が無い。
館内には個性的なメニューも楽しめるカフェコーナーや、プロジェクションマッピングを活用したアクティビティなどもあり、
年齢制限でVRを体験出来ない利用客も楽しめる工夫が為されている。
"―さあ、取り乱せ。―"
※VRアクティビティは、HTCの最新型VRシステム"VIVE"(https://www.vive.com/jp/)を採用している。
※各アクティビティには認証用カードリーダー(お台場のみ)と、制御用PCが付属する。
※ミニチュア作品画像は撮影の都合上、ヘッドホン・ハーネス等、一部の小物類を省略しています。
※一部のアクティビティは、現在「VR ZONE SHINJUKU」には設置されていません。
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高所恐怖SHOW
"ムリ!ムリ!ムリッ!たった一歩が踏み出せねぇ!!"
高さ200メートルのビルから伸びる細い板…その先端に取り残された子猫を救出せよ!!
老若男女問わず、VRの威力をストレートに体感出来る、VR ZONEの代表的アクティビティ。
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釣りVR―GIJIESTA―
"暴れ過ぎ、注意!!"
釣り研究家・プロフェッサー永井氏の監修による、リアルな釣りシミュレーション。
自然を満喫しながら、大物トラウトを釣り上げろ!!
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マックスボルテージ
"歓声を全身に浴びる、絶頂感。"
2016年7月15日に「リアルドライブ」と入れ替わりに、新たに追加されたVRアクティビティ。
約2000人の観客に囲まれたライブ会場を、君の歌声とパフォーマンスで盛り上げよう!
(※現在「VR ZONE SHINJUKU」には設置されていません。)
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脱出病棟Ω(オメガ)
"このお化け屋敷は 本当に襲われる"
懐中電灯を片手に車いすに乗り、呪われし廃病院から脱出せよ。2人〜4人同時プレイ可能。
様々な罠を突破して、君たちは無事に生きて出てこれるか…
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恐竜サバイバル体験 絶望ジャングル
"恐怖!人間踊り食い!!"
凶暴な恐竜達に見つからない様に、闇に包まれたジャングルから脱出せよ!
電動スクーターのライトを上手く使わないと、飢えた恐竜の餌食に…
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スキーロデオ
"絶望絶壁 君は滑りこなせるか?"
吐く息すら冷たく感じるような、リアルなスキーシミュレーター。
そびえ立つ雪山の頂上から、一気に麓のゴールを目指して駆け抜けろ!
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ハネチャリ―極限度胸試し―
"堕ちるよ。頑張れ。"
人力で羽ばたいて飛ぶ不思議な飛行機で大空を舞う!
美しい自然と爽やかな風と墜落の恐怖感を味わいながら、ゴールの天空城を目指せ!
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マリオカート アーケードグランプリVR
"このマリオカート、ヤバイ。"
任天堂の家庭用ゲーム機や、全国のゲームセンターで大人気の「マリオカート」が、ついにVRになって登場!!
シリーズでお馴染みのコースを巡りながら、直接アイテムを手に取って相手に投げつけろ!
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トレインマイスター
"―もはやこれは本物だ―飲み込まれる運転臨場感"
東京の大動脈、山手線の運転を体感出来るトレインシミュレーター。
不必要な部分を落としたシンプルな可動筐体と、VRゴーグルによる360度の視界。
後ろを振り返れば、背後に立っているお客さんも居る。精密な運転技術で「匠」の称号を目指せ!
(※現在「VR ZONE SHINJUKU」には設置されていません。)
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アーガイルシフト
"マスター、出撃準備はいいですか?"
巨大ロボットの操作、美少女とのコミュニケーション…2つの男のロマン(?)を一挙に実現!
目のやり場に困る事請け合いだが、内容は至って真面目なVRシューティングである。
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装甲騎兵ボトムズ バトリング野郎
"一撃の鉄槌が装甲ごと俺を貫く!"
2016年7月15日に「リアルドライブ」と入れ替わりに、新たに追加されたVRアクティビティ。
1983年に放映されたロボットアニメ「装甲騎兵ボトムズ」を原作としている。
開放型のシンプルな筐体ながら、原作同様の"むせる様な"操縦席の狭さまでも体感出来る!!
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エヴァンゲリオンVR THE 魂の座
"逃げちゃダメだ。"
2017年7月14日に「VR ZONE SHINJUKU」開設と同時に稼働したVRアクティビティ。
1995年に放映され、未だに熱狂的なファンも多い人気アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」をモチーフとしている。
第3新東京市を蹂躙する凶悪な使徒を、3体のエヴァンゲリオンで協力して殲滅せよ!
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ガンダムVR-ダイバ強襲-
"その迫力、もはや恐怖。"
2016年8月26日に新たに追加されたVRアクティビティ。言うまでも無いが、大人気ロボットアニメ「機動戦士ガンダム」が原作。
VR ZONEと同じ「ダイバーシティ東京プラザ」に設置されていた、ガンダムの実物大立像(約18メートル)が突然起動する!!
2体の巨大なモビルスーツが目の前で激突!人の無力さを痛感せよ!
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機動戦士ガンダムユニコーンVR―激突・ダイバ上空―
"その手から、落ちたら最期。"
ユニコーンガンダム立像設置記念として、2017年9月24日に新たに追加されたVRアクティビティ。
「ダイバーシティ東京プラザ」に設置されている、ユニコーンガンダムの実物大立像(約20メートル)が突然起動!!
2体の巨大なモビルスーツが、闇に包まれたお台場上空を駆け巡る!
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機動戦士ガンダム 戦場の絆VR―PROTOTYPE Ver.―
"仲間を感じろ コイツは戦争だ!"
全国のゲームセンターで人気の「機動戦士ガンダム 戦場の絆」が、ついにVRになって登場!!
「戦場の絆」初の宇宙空間戦闘を体感せよ!!
「VR ZONE SHINJUKU」にて、2017年11月10日から2018年1月31日の期間限定運用。
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ドラゴンボールVR―秘伝かめはめ波―
"このパワー まさに驚異。"
世界的人気を誇るアニメ作品「ドラゴンボール」をモチーフとした、VRアクティビティ。
作品でお馴染みの必殺技「かめはめ波」が、簡単な修行で誰でも撃てるぞ!!
さぁ、少年時代に抱いていた夢(?)をVRで叶えよう!!
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ギャラガフィーバー
"ぜーーーんぶ、こわしちゃえ!"
2018年3月に追加されたVRアクティビティ。
未だに人気の高いナムコのシューティングゲーム「ギャラガ」が、爽快なVRシューティングに生まれ変わった!!
地上150m上空で、総勢3000匹のギャラガを迎え撃て!!
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ドラえもんVR―どこでもドア―
"できたらいいなは、もうできる。"
国民的人気を誇る漫画作品「ドラえもん」に登場する"ひみつ道具"「どこでもドア」をVRで実現!!
「Project i Can」初となる、フィールドVRアクティビティである。
のび太の部屋を自由に動き回り、部屋に設置された「どこでもドア」を通って、極寒の南極へ冒険しよう!!
※2017年2月20日から4月14日まで、東京ソラマチ特設会場にて期間限定で設置。
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※VRゴーグルを用いないアクティビティ。
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巨大風船爆発ルーム パニックキューブ
"みんなで半狂乱!"
2017年7月14日「VR ZONE SHINJUKU」開設と同時に、新たに追加されたアクティビティ。
3Dプロジェクションマッピングを応用した、アクション性の高い内容になっている。
巨大風船が破裂しない内に、ミッションをクリアして処刑部屋から脱出せよ!!
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リアルドライブ
"思い出せ 走る喜びを"
同社のドームスクリーン筐体「pod」の技術を応用した、最新のドライブシミュレーター。
お台場での短期稼働後、2016年7月29日から10月末日まで、神奈川県川崎市のアミューズメント施設「namcoラゾーナ川崎」へ移設されていた。
(※現在「VR ZONE SHINJUKU」には設置されていません。)
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VR ZONE SHINJUKU
お台場の「VR ZONE」終了から、約9ヶ月…
東京・新宿歌舞伎町のど真ん中に現れた「VR ZONE SHINJUKU」!!
何と、作者は「VR ZONE SHINJUKU」オープン前に行われた、公式ツイッターのキャンペーンに奇跡的に当選しまして、
2017年7月13日に初めて訪問しました!
入場ゲートを通過して一階の中央に、この施設のシンボル「センターコア」が鎮座しています。
この大木の様なオブジェは、背後のスクリーンの映像と連動して、様々な光に包まれます。
更にスクリーンに投影される映像はプロジェクションマッピングになっており、直接映像に触れると色んな変化が楽しめます。
1階には「センターコア」を囲むように、VRアクティビティ「高所恐怖SHOW」、公式グッズを販売するギフトコーナー、
追加チケットを販売するインフォメーション、コインロッカー、カフェコーナー「グランパーズ」、
絶壁を登るボルダリングや、滝からの落下体験ができる「トラップクライミング&ナイアガラドロップ」、
アクティビティ「巨大風船爆発ルーム」、PSVRの無料体験コーナーなどがあります。
そして、右の画像は男子トイレ(笑)
こんなところにも遊び心が満載されています。
(画像は2017年9月24日撮影。館内の設備は今後、追加・変更される可能性があります。)
上記の3回目の訪問にて。
追加のアクティビティチケットを買おうかと、1階のインフォメーションカウンターに向かうと、何処かで見たような物が…
なんと!二回目の訪問でスタッフさんに託した、VR筐体ミニチュアが陳列されてました!!
二回目の訪問直後の夜に、タミヤ室長による実機とミニチュアとの共演をツイッターで見せていただけたり、
これだけでも天にも昇るような気分なのに、まさかVRの聖地に展示させてもらえるとは…
てっきりコヤ所長もタミヤ室長も持って帰られたかと思ってたので、これは嬉しい誤算でした!
本当にありがとうございます!!
こんなに作り込まれた施設ですが、2019年3月30日までの限定運営となっています。
しかし、全国の主要都市に展開するナムコ系列のアミューズメント施設に、小規模のVR体験コーナー「VR ZONE PORTAL」を設置したり、
2018年秋には、我が地元の大阪・梅田に「VR ZONE OSAKA」がオープンしました。
コチラは特に運営期間が決まってないので、大阪観光を兼ねて訪れてみてはいかがでしょうか?
VR ZONE-DAIBA-
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東京・お台場の「ダイバーシティ東京プラザ」にて、2016年4月15日から同年10月10日まで運営されていた。
この施設は完全予約制で、専用サイトで事前にメールアドレスの登録と日時指定が必要である。
各VRアクティビティは、視覚機能が未発達とされる13才未満の子供は利用出来ない。(館内への入場は可能)
VRアクティビティを利用する前に、バンダイナムコエンターテイメントが発売するICカード「バナパスポート」をVR ZONE館内か、
ナムコ系列のゲームセンターで購入・登録した上で、同社の電子マネー「バナコイン」をカードに入金する。
バナコインの入金は館内の専用端末の他、事前にコンビニエンスストア等で専用プリペイドカードを購入し、
記載されたPINコードを、バナパスポート専用サイトで入力してチャージする。
各VRアクティビティを利用の際にカードをスタッフに預け、所定のバナコインの支払いを行う。
館内の滞在時間は約90分間で、次の指定時間の体験者と入れ替わるまで、好みのVRコンテンツを体験する。
…と言うワケで、こちらは懐かしい本物の「VR ZONE-Project i Can-」のエントランスです。(2016年9月3日)
資料用としてVR筐体や館内も撮影したかったんですが、他のお客さんに配慮したかった事と、
限られた時間内に、出来るだけ多くのアクティビティを体験したかったため、残念ながらあまり多く撮影しませんでした。
因みに現地は、某スポーツ用品を扱うショップになっているとか…
一応、現地に来る前に様々な体験レポートを読んで予習しましたが、意外と館内が狭い事に驚きました。
体験レポートの写真を見ると、どれも結構広く見えてたんですけどねぇ…
しかし、小スペースでもリアルな体感筐体が幾つも設置出来るのは、やはりVRの成せる技でしょうねぇ。
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VR ZONE-ジオラマ-
「リアルドライブ」筐体ミニチュアの制作後…
元々、他のVRアクティビティ筐体のミニチュア化の予定は無かったんですが、ツイッターでの反響が予想以上に大きく、
思い切って、残りのアクティビティもミニチュア化、更に「VR ZONE」施設もジオラマで再現を目指す事になりました。
作品の収納性と出来るだけ安く済ませるために、ジオラマベースは100円ショップのコルクボードやラワン材、壁もボール紙を使用。
もっと本格的な造りにしたかったんですが、作者は建築物の模型は専門外でして…
作品公開予定の日が迫っていたため、残念ながらエントランス部分のみの中途半端なジオラマになってしまいましたが、
受付カウンターや小物類、バナコインチャージャー・両替機・カード販売機は一通り制作しています。
おまけ的ですが、実際に館内で短期間設置されていたシールプリント機のミニチュアも追加制作しました。
詳しくは別ページへ…→「キャラポット(VR ZONEバージョン)」
後述していますが、「リアルドライブ」筐体ミニチュアが切っ掛けでツイッターを通じて、
「VR ZONE」関係者の方々や、ツイッターのフォロワーさん達からの助言や応援に支えられ、年末ギリギリで完成させました。
特に個人的に撮影が困難だったエントランス部分は、ツイッターのフォロワーさんの"儲からない情報屋(@galivetom1)"さんより
画像の提供を受けました。本当にありがとうございます!!
コチラ、コルクボードに仮置きしたVR筐体ミニチュア達。
実物よりも設置数を減らしているものの、こんなに大きいボードでもスペースがギチギチ…
結局、ジオラマによる「VR ZONE」の完全再現は頓挫してしまいましたが、
各アクティビティに付属していた、制御用PC・カードリーダー・タペストリーも台数分用意してますので、
いずれリベンジしたいと思います。
謝辞
VR筐体とジオラマの制作に入った10月以降…
ツイッター上で制作の進捗状況を報告していましたが、普段の仕事やプライベートも疎かには出来ず、
何度も途中で制作作業が止まってしまいましたが、その度にツイッターのフォロワーさん達からの反応に励まされました。
特にVR ZONEを統括されている、バンダイナムコエンターテインメントの小山順一郎氏(コヤ所長)、田宮幸春氏(タミヤ室長)からの
ツイッターを介した称賛と激励の言葉は、何よりも大きな力となりました。
この場を借りて、皆様に厚くお礼を申し上げます。
2016年12月29日
【参考資料】
バンダイナムコエンターテインメント「VR ZONE-Project i Can-」公式サイト
(https://project-ican.com/)
バンダイナムコエンターテインメント「VR ZONE SHINJUKU」公式サイト
(https://vrzone-pic.com/)
ファミ通App
「1ヵ月先まで予約でいっぱい!お台場のVRアトラクション施設“VR ZONE Project i Can”がおもしろすぎる」
(http://app.famitsu.com/20160415_697876/)
GameBusiness.jp
今、改めて聞くVRエンターテインメント研究施設「VR ZONE Project i Can」の「ザ・オリジン」・・・中村彰憲「ゲームビジネス新潮流」第41回
(http://www.gamebusiness.jp/article/2016/09/02/12560.html)
ジャンプVR―記事とマンガでVRの今がすべてわかる!―(集英社)
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